新光証の三浦氏:FRB議長発言、市場センチメント変えるきっかけに

新光証券債券ストラテジストの三浦哲也氏 は11日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、10日のバーナンキ米 連邦準備制度理事会(FRB)議長による講演内容の内外市場への影響や、き ょうの債券相場見通しなどについて、以下のようにコメントした。

バーナンキFRB議長の発言を受けた米債市場の反応について:

「短期債はしっかりだが、長期債は利益確定の売りが出ている。これまで は催促相場的な形で金利が低下してきたが、少し長期債の方はセンチメントが 変わってきている感じがする。景気てこ入れのための金利低下という意識にな ってきている。政策効果を意識し始めたのかもしれない」

「今回のバーナンキ発言は、市場のセンチメントを変えるきっかけになる と考えている。これまでのリスクアセットを全面回避する雰囲気ではなくなっ てくるのではないかと気になるところだ」

きょうの新発10年債利回りと先物中心限月の予想レンジについて:

「10年債利回りは1.4%割れに行きそうでなかなか行きづらい。1.42%か ら1.46%のところ。先物は137円50銭から137円90銭のところで、少し高値 こう着になるかなとみている」

「長期金利はもう少し景気の見方を反映して低下するという部分があると 思う。期待インフレ率や米国の財政とのバランスの影響が気になっているよう だ」

来週以降の米国金融機関の決算発表の影響について:

「市場では、ある程度悪いということが分かっている。さらに、資本政策 とセットになっていることから、さらに安全資産の国債に資金が流入する『質 への逃避』が起こるかどうか疑問だ」

足元の注目材料について:

「国内では、きょうは12月の景気ウォッチャー調査(街角景気)、来週は 消費動向調査が出てくる。マインド面で物価が下振れするかどうか議論できる 機会があるので、国内景気指標の方に焦点があたると思う」

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