米資産担保CP発行残高:2週連続増加、市場への楽観的見方強まる

米連邦準備制度が10日発表した統計に よると、米コマーシャル・ペーパー(CP)市場の資産担保CP(ABCP) 発行残高は2週連続で増加した。ここ約7年で最悪の短期信用市場の混乱が収 束しつつあるとの楽観的見方が強まった。

償還期限が270日以内のABCP発行残高(季節調整済み)は9日まで の1週間で48億ドル(約5260億円)増の7786億ドルとなった。増加率は

0.6%だった。前週の増加率は3.5%と、少なくとも7年ぶりの高い伸びを示 していた。

ニューズレターのマネー・ファンド・リポートによると、短期金融市場の 運用担当者の資金需要に支えられ、マネー・マーケット・ファンド(MMF) の資産残高は8日までの週に過去最高を記録した。サブプライム(信用力の低 い個人向け)住宅ローン関連の損失に伴い、安全資産である国債以外への投資 が控えられるなかで、ABCP発行残高は増加に転じるまで、5カ月連続で減 少していた。

JPモルガンの短期債ストラテジスト、アレックス・ローバー氏は「現時 点で、短期金融市場の多額の資金が居場所を求めている」と語り、「CP市場 は昨年末より大幅に改善している。潤沢な現金は、過去の例からみて需要の明 るい兆しだ」と指摘した。

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