欧州債(11日):2年債上昇も米債との利回り格差拡大-金利見通しで

欧州債市場では2年債が小幅高となったも のの、米国債上昇の勢いを下回り、米国との利回り格差が拡大。米2年債に対す るドイツ2年債の上乗せ利回りは2002年11月以降の最大に近づいた。欧州中央 銀行(ECB)が利下げを見送る姿勢を示唆した一方で、米金融当局は追加利下 げの用意があると表明したことが背景。

ECBのトリシェ総裁は10日、インフレ抑制に向けて金融政策担当者は 「先制的」に行動する準備があると述べた。バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は同日、リセッション回避のために「一段の金融緩和が必要にな る可能性は十分にある」との認識を示した。

BNPパリバの欧州債券ストラテジスト、アレッサンドロ・テントリ氏は、 「米景気が減速していることから、米金融当局は1月に0.5ポイント金利を引き 下げるだろう」との見通しを示した上で、「ユーロ圏の状況は異なる。本格的な 不動産危機や銀行問題がないため、ECBには切迫感がない」と分析した。

2年国債利回りはロンドン時間午後4時17分までに、前日比2ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01ポイント)下げ3.72%となった。同国債(2009年12 月償還、表面金利4%)価格は0.03ポイント上げ100.49。

米2年債の利回り格差は110bpと、前日の105bpから拡大した。今月8 日には114bpと、2002年11月19日以降で最大となっていた。

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