11月米貿易収支:631億ドルの赤字、増加率は05年9月以来最大

米商務省が11日に発表した2007年11 月の貿易収支統計によると、財とサービスを合わせた貿易収支(国際収支ベー ス、季節調整済み)は631億ドルの赤字で、前月に比べ赤字幅が9.3%拡大。 増加率は05年9月(12.1%増)以来の最大。

赤字幅は2006年9月(641億ドル)以来の最大。ブルームバーグ・ニュ ースがまとめた予想中央値は595億ドルの赤字だった。輸入原油の増大が輸出 の伸びを打ち消す格好となった。10月の貿易赤字は578億ドルで速報から改 定されなかった。

輸出額は前月比0.4%増の1423億ドルと、9カ月連続で過去最高を記録し た。自動車および同部品や石油製品の輸出が伸びた。ワコビアのグローバルエコ ノミスト、ジェイ・ブライソン氏は「赤字増は原油が原因だ」とする一方、「米 国以外の経済成長はなお比較的強く、ドルが比較的弱いため、輸出は引き続き伸 びるだろう」と述べた。

輸入額は前月比3%増の2054億ドルとなった。原油価格が平均1バレル

79.65ドルと過去最高となり、原油輸入が過去最高を記録したことを反映してい る。石油需要が貿易赤字拡大の約3分の2に寄与した。通信機器や産業用エンジ ンなどの資本財や、消費財輸入も拡大した。

11月の国別収支(季節調整前)では対中貿易赤字が240億ドルと、前月の 259億ドルから減少した。

GDPの算出に使用されるインフレ調整後の財収支赤字は11月に533億ドル と、10月の512億ドルから拡大した。

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