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米メリル、住宅ローン関連投資で1.6兆円強の評価損計上へ-NYT

米ニューヨーク・タイムズ(NYT、オン ライン版)は11日、米証券大手のメリルリンチが住宅ローン関連投資で150億 ドル(約1兆6400億円)の評価損を出す見込みだと報じた。損失額は当初見積 もりの2倍に近く、同社はこのため増資を計画しているという。

同紙は事情に詳しい複数の関係者の話を基に、メリルが来週の決算発表時 に巨額評価損を明らかにすると報じている。ウォール街のアナリストの多くは メリルの損失を120億ドルと予想していたという。

同紙によると、メリルは現在、増資について複数の米プライベートエクイ ティ(未公開株)投資会社を含む米国、アジア、中東の投資家と協議しており、 数日内に約40億ドルを確保することを目指している。

米欧の金融機関は既に、米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住 宅ローン問題で打撃を受けたバランスシートの修復に向け、アジアや中東から 約340億ドルの出資を受けている。米紙ウォールストリート・ジャーナル(W SJ)は10日、米銀シティグループとメリルが来週第4四半期決算を発表する 前に追加の増資案を取りまとめたい考えだと報じていた。

メリルの広報担当者ジェシカ・オッペンハイム氏はブルームバーグ・ニュ ースに対しコメントを控えた。

メリル株は過去1年で約50%下落。サブプライム関連損失は、スタンレー・ オニール前最高経営責任者(CEO)も辞任に追い込んだ。メリルは2007年12 月に、シンガポール政府系投資会社のテマセク・ホールディングスと米資産運 用会社のデービス・セレクテド・アドバイザーズから最大62億ドルの出資を受 け入れる計画を明らかにした。

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