金現物:最高値を更新、897.90ドル-銀現物は27年ぶり高値

金現物相場は11日、過去最高値を更新し、 銀現物相場も1980年以来の高値となった。ドル相場の軟化により代替投資先と して貴金属需要が拡大したことが要因。

米国の金利が今月、3年余ぶりに欧州の金利を下回るとの見方が広がるなか、 対ユーロのドル相場は今週、3週続落となる可能性がある。バーナンキ米連邦準 備制度理事会(FRB)議長が10日、景気拡大への下振れリスクに対処するた め一段の利下げが必要になる可能性は十分にあるとの見解を示したことを受け、 ドル相場は下落した。

コモンウェルス銀行(シドニー)の商品ストラテジスト、デービッド・ムー ア氏はシドニーからの電子メールで「イングランド銀行(BOE)と欧州中央銀 行(ECB)がともに政策金利の据え置きを決定したことを受け、ドル相場が主 要通貨に対して軟化し、金相場は上昇した」との見方を示した。

金現物相場は、前日比最大0.5%高の1オンス当たり897.90ドル。シンガ ポール時間午前10時36分現在、889.33ドルで取引されている。金相場は昨年、 31%上昇し7年続伸。少なくとも第2次世界大戦後で最長の上昇相場となった。 原油相場が過去最高水準にありインフレが加速したことや世界最大の金生産国で ある南アフリカ共和国の供給が84年ぶりの低水準となったことが金相場の高騰 につながった。

銀現物相場は、前日比最大10セント(0.6%)高の1オンス当たり16.24ド ル。ブルームバーグのデータによると、80年12月以来の高値となっている。

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