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アデランス株が反落、米国で毛髪移植事業が不振-純利益予想を半減

かつら最大手のアデランスホールディング スの株価が3日ぶり反落。米国の毛髪移植事業において、積極的に広告宣伝を行 ったが、需要を取り込めなかった。国内の美容室チェーン事業の赤字転落による のれん代計上もあり、前日に通期(08年2月期)業績予想を下方修正。純利益 が市場予想を大幅に下回ることとなり、売りが膨らんだ。

午前終値は前日比72円(4.2%)安の1661円。出来高は22万1900株と、 前日の17万2700株をすでに上回っている。

同社の広報・IR担当の市川真樹氏は、「米国ではかつらよりヘアトランス プラント(毛髪移植)が主流になってきた。市場規模は1000億円で、年率10% で拡大していると言われている。広告宣伝の結果、予想を上回る需要があったが、 人員配置に問題があった」と述べた。

同社は2001年に毛髪移植で米トップのボズレー社を買収。2007年には第2 位のMHR社も買収した。この結果、アデランスの米国における同事業の市場占 有率は約15%となった。米国事業が全体売上高に占める割合は前期に約20%に 達した。もっとも今期は需要を取り込めず、広告宣伝費が利益を圧迫した。

また国内では2006年に美容室チェーンのサムソン社を買収。しかし美容室 チェーン事業も軌道に乗らずに赤字に転落し、のれん代の減損処理を2億円計上 した。買収企業が足を引っ張った格好となり、同社は10日に通期の純利益見通 しを6億円に下方修正した。従来予想の12億円から50%の減額で、ブルームバ ーグ・プロフェッショナルに登録された2人の予想中央値11億円も下回った。

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