PIMCOのグロス氏、社債を買い増し-組み入れ比率4年強で最大

【記者:Deborah Finestone】

1月10日(ブルームバーグ)債券ファンド最大手、米パシフィック・イン ベストメント・マネジメント(PIMCO)の投資責任者ビル・グロス氏は2007 年12月に、現金相当資産を減らし投資適格級の社債を買い増した。これにより、 投資適格級社債の組み入れ比率は03年9月以来の高水準となった。

PIMCOのウェブサイトによると、グロス氏が運用するPIMCOトー タル・リターン・ファンド(運用資産1127億ドル=約12兆3400億円)の昨年 12月の社債組み入れ比率は13%と、前月の12%から上昇した。現金および現金 相当資産は36%(前月は44%)に低下し、06年8月以来で最低となった。

グロス氏は1月4日のブルームバーグ・ニュースとのテレビインタビュー で、「高格付け社債と住宅ローン担保証券の中に、ほんの一部だが米国債よりも 高利回りのものがある」として、「そこを狙う」と語っていた。メリルリンチに よると、投資適格級社債の利回りは米国債を2.17ポイント上回り、スプレッド は02年11月以来の高水準になっている。

グロス氏は先月、住宅ローン担保証券の比率は47%で据え置いた。ファニ ーメイ(連邦住宅抵当金庫)保証の30年物住宅ローン担保証券のスプレッドは

1.41ポイントとなっている。2000年からの平均は1.22ポイント。

グロス氏はまた、デリバティブ(金融派生商品)での米国債の売りポジシ ョンを減らした。この結果、国債比率は1%と、11月のマイナス8%から増え た。

調査会社モーニングスターによると、トータル・リターン・ファンドの9 日までの1年間のリターンは10.3%と、同種のファンドの平均を上回っている。

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