欧州株:下落、BASFなど化学株安い-金利据え置きで景気懸念残る

欧州株式相場は下落。過去7日間で6日目の 下げとなった。インフレ懸念を背景に中央銀行が利下げに踏み切れないとの観測 が広がったことを受け、化学品や金属のメーカー、エンジニアリング会社が売ら れた。

ドイツの化学メーカーBASFや、欧州鉄鋼メーカーのアルセロール・ミタ ル、スイスの電力網敷設大手ABBが下げをけん引した。トタルとスタトイル・ ハイドロの下落で、ダウ欧州株価指数の石油・ガス指数は1カ月ぶりの安値を付 けた。英食品メーカー、プレミア・フーズの急落に押され、食料・飲料メーカー の株価は4カ月ぶりの安値まで下落した。

ダウ欧州株価指数は前日比1%安の345.38で終了。年初来の下落率は

5.3%となった。ダウ欧州50種株価指数は0.7%低下、ダウ・ユーロ50種株価 指数は0.5%下げた。

欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行は10日、いずれも政策金利据 え置きを決定。市場では景気減速への懸念が緩和されなかった。

ストアブランド・アセット・マネジメント(オスロ)で71億ドル相当の資 産運用に携わるエスペン・ファーネス氏は、「このような不安定な時期に中央銀 行が何ら策を講じなかったのは、投資家にとっては驚きだった」と指摘。「利下 げがなかったのは、ECBが景気リスクよりもインフレ高進を懸念していたこと を意味する」と語った。

BASF

BASFは4.8%安。アルセロール・ミタルは3%下げ、ABBは2.9%下 落した。

仏トタルは1.7%下げた。ノルウェーのスタトイル・ハイドロは3.2%減。 この日の原油相場はここ2週間余りで初めて1バレル=94ドルの水準を下回っ た。

2700万ポンド相当の株式を1株当たり167ペンスで売り出したプレミア・ フーズは13%の大幅安。ダウ欧州株価指数の食料・飲料指数は1.9%安と、昨年 9月10日以来の安値を付けた。

ビール醸造大手、デンマークのカールスバーグは2%、オランダのハイネケ ンは3.2%それぞれ下落。同業の英スコティッシュ・アンド・ニューキャッスル が両社の買収提示案を再度拒否したことが嫌気された。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前日比50ポイント(0.8%)安の6222.70。FTオール シェア指数は28.67ポイント(0.9%)下げて3148.48。

ドイツのDAX指数は69.62ポイント(0.9%)安の7713.09。HDAX指 数は41.09ポイント(1.1%)低下し3884.15。

フランスのCAC40指数は前日比34.99ポイント(0.6%)下げ5400.43で 終了した。

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