米フレディマック財務格付け、引き下げ方向で見直し-ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスタ ーズ・サービスは9日夜、米住宅抵当金融大手フレディマック(連邦住宅貸付 抵当公社)の財務格付け「A-」を引き下げ方向で見直すと発表した。フレデ ィマックの損失が当初見通しより拡大する可能性があるためという。

財務格付けの引き下げ検討は、フレディマックが追加の資本増強を迫られ る可能性があるとの見方を示したもの。ただ、長期債務格付けやコマーシャル ペーパー(CP)などの格付けは引き下げを検討しないことを明らかにした。

フレディマックの株価は過去1年に59%下落。この日は3.2%安となる場 面もあった。住宅ローンの債務不履行急増を受け、リチャード・サイロン最高 経営責任者(CEO)は昨年11月、60億ドルの優先株発行と配当半減を実施 し、資本の増強を図った。

ブライアン・ハリス氏らムーディーズのアナリストは、「以前に予想した よりもフレディマックの債券損失が膨らむ恐れがある。見直しではフレディの 資産の質のほか、短・中期的に信用関連費用が拡大する可能性に焦点を絞る」 との方針を明らかにした。

財務格付けは政府や株主など第3者からによる資金援助の必要性の高さを 示す。

フレディマックの広報担当者は「当社の資金力は引き続き強く、格付けは ほかの金融サービス企業と比べて非常に高い」と話した。

株価はニューヨーク時間午前10時32分現在、前日比61セント (2.3%)安の26.53ドルで推移している。

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