韓国中銀:政策金利を5%で据え置き、世界的リスク懸念-予想通り

韓国銀行は10日の金融政策決定会合で、 政策金利である翌日物コールレートの誘導目標を5カ月連続で5%に据え置く ことを決定した。世界経済減速とインフレ加速という相反するリスクが比較検 討された。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト10人を対象にまとめた調査で は、全員が据え置きを予想していた。韓国中銀は昨年7月と8月に利上げを実 施し、政策金利は2001年以来の高水準となっている。

米住宅不況による景気悪化が世界中に波及するなか、韓国銀行に続き、欧 州中央銀行(ECB)とイングランド銀行も政策金利を据え置くとみられてい る。昨年12月の韓国の輸出は予想を下回る伸びにとどまる一方、同国のイン フレ率は3年ぶりの高水準に上昇し、原油相場は先週、過去最高の1バレル= 100ドルに達した。

教保インベストメント・トラスト・マネジメントのエコノミスト、イム・ ノジュン氏は「韓国銀行は大きなジレンマに直面している」と指摘。「不透明 な部分が多過ぎるため、政策金利を変更するのは時期尚早だ」との見方を示し た。

世界の成長減速で韓国製乗用車や家電に対する海外の需要鈍化が懸念され るなか、韓国総合株価指数は年初来で2.7%下落している。米国は中国に次ぐ 韓国2位の輸出市場。輸出はこれまで韓国経済の主要なけん引役だった。韓国 の昨年7-9月(第3四半期)の国内総生産(GDP)は年率で約2年ぶりの 高い伸びとなった。輸出は同国GDPの約40%に相当する。

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