良品計画株が5日ぶり反発、仕入れコストの削で四半期利益率が改善

「無印良品」ブランドの製造・販売を手がけ る良品計画の株価が5営業日ぶりに反発。取引先の集約や直接輸入などによる調 達構造の見直しでコスト削減が進展している。前日発表された第3四半期累計 (3-11月)業績によって粗利益率が改善していることが判明。通期予想に対 する進ちょく率が高かったこともあり、業績に対する安心感から買いが先行した。 午前の株価終値は前日比210円(3.3%)高の6520円。

UBS証券の山手剛人アナリストは、「調達構造の見直しや在庫管理によっ て、第3四半期の単体粗利益率は1.8ポイント増の45.3%に改善した。第3四 半期末の在庫は抑制されており、粗利益率の改善は第4四半期まで続く公算」 (8日付リポート)と指摘している。

第3四半期累計の連結営業利益は前年同期比8.8%増の148億円で、据え置 かれた通期計画(181億円)に対する進ちょく率は81.8%に達した。アジアを中 心とした海外の直営店が好調だった。輸送コストの増加などで販売管理費が増え たが、調達構造の見直しによるコスト削減などで補った。

もっとも、UBS証券の山手氏は、「調達構造改革が一巡する08年度は粗 利益率の改善ペースは鈍化するだろう」と指摘する。原価低減の優先などで商品 開発が後手に回ったとみられ、「新商品投入が十分でない大型家具などで回復に 時間を要するリスクがある」(同氏)とみている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE