米欧社債保証コストが過去最高-ゴールドマンが米リセッション予想

9日のクレジット・デフォルト・スワップ (CDS)市場で、米欧社債の保証コストが上昇し過去最高となった。米経済 がリセッション(景気後退)入りするだろうとのゴールドマン・サックス・グ ループの予想を受けてリスク意識が高まった。

住宅金融のカントリーワイド・ファイナンシャルと金融保証会社MBIA 債の保証コストは過去最高となった。北米と欧州の投資適格企業のデフォルト (債務不履行)リスクを測るマークイットCDX北米投資適格指数とマークイ ット・iTraxx・ハイ・ボル指数はともに、2004年の設定以来の高水準と なった。

ゴールドマンは9日、米景気減速で米連邦公開市場委員会(FOMC)が 7-9月期までにフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.5%と、現 行の4.25%から引き下げる必要があるだろうとの予想を示した。格付け会社ム ーディーズ・インベスターズ・サービスは8日、世界の債券デフォルト率が年 末までに5倍強に上昇すると予想した。

ベアー・スターンズの欧州チーフエコノミスト、デービッド・ブラウン氏 は「不安が広がっている」として、「事態は改善の前に一段と悪化する恐れが ある。この環境ではリスク回避と質への逃避が引き続き投資戦略の中心となる のは当然だ」と話した。

ドイツ銀行によると、ニューヨーク時間午後2時9分(日本時間10日午前 4時9分)現在、北米の投資適格企業125社で構成するマークイットCDX北 米投資適格指数は9.75ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の106 bp。年初からの6営業日で28bp強の上昇となった。欧州投資適格企業30 社で構成するiTraxx・ハイ・ボル指数は8.5bp上昇の100.5bp(JP モルガン・チェース調べ)。

カントリーワイド債の保証コストは破たんへの懸念を背景に2日連続で上 昇した。フェニックス・パートナーズ・グループによると、カントリーワイド 債を保証するCDSの売り手は30%の前払金プラス年5%の支払いを求めて いる。9日の終値では前払金が28%だった。MBIA債の保証コストは12%の 前払金プラス年5%と、これもデフォルトを意識した水準となっている。

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