【東京グルメ】開店1年で2つ星の実力を見よ-「臼杵ふぐ 山田屋」

日本の冬の味覚の代表格はふぐ料理だ。昨年 11月、開店わずか約1年でホテルやレストランの格付けガイドブック「ミシュ ランガイド」から2つ星を獲得した「臼杵ふぐ 山田屋」を訪れてみた。

ふぐ料理は特別だ。それには2つの理由がある。値段が高いことと、毒を持 つ食材を扱うことだ。ふぐの肝臓や卵巣にはテトロドトキシンという猛毒が含ま れており、これに当たれば命を落とす可能性もある。

だが心配には及ばない。ふぐの調理は免許制になっており、私たちは安心し て楽しむことができる。ふぐ料理の魅力は奥深い繊細な味わいで、今回のミシュ ランガイド東京では4店のふぐ料理店が星を獲得した。

山田屋には個室と、5人が座れるカウンター席がある。落ち着いた内装とB GMが上品な雰囲気を醸し出している。サービスも控えめながらしっかりと行き 届いており、リラックスできる。

接待にもってこいの店なのだが、今回私たちは運悪く、騒がしい客と隣り合 わせになってしまった。この50代の会社経営者とおぼしき男性は、連れの麗し き若い女性とよりを戻そうと懸命になって大声を張り上げていた。気の毒にも、 あえなく再び振られて、しょんぼりと女性の店員と会話を交わす羽目になった。

さて料金だが、結構なお値段だ。私たちは、ドリンクと10%のサービス料 別で3万円のコースを選んだ。

コースの最初はてっさ(刺身)だ。ポン酢しょうゆでいただくふぐは絶品だ。 その後は、薄い衣の空揚げと焼きふぐ、てっちりと味わった。焼きふぐが白子焼 きに代わる場合もある。さらに、店員がマッチで火を付けて出してくれるひれ酒 は、何とも言えない芳醇(ほうじゅん)な香りがした。

私は山田屋と、多彩なふぐ料理をすべて心ゆくまで堪能した。ただ私と連れ が帰宅してこの経験をそれぞれの奥さんに語ったところ、ぜひ山田屋に行ってみ たいとせがまれた。もちろん、今度は自腹になるが・・・。

==値段は1人当たり3万5000円 ==店内は静か ==デートの利用も可能。個室あり ==また行きたいかって?イエス。妻の願いを無視して離婚され、慰謝料を払うよ りは安くつくから。

臼杵ふぐ 山田屋 港区西麻布4-11-14 FLEG西麻布VIERGE地階A TEL:03-3499-5501

(ブレット・オケソン)

(ブレット・オケソン氏は、ブルームバーグ・ニュースのライターです。こ の記事の内容は同氏自身の見解です)

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