コンテンツにスキップする

米国株:2週間ぶりの大幅な上げ、テクノロジーや金融が主導(3)

米株式相場は反発。投資家ウォーレ ン・バフェット氏のバークシャー・ハサウェイが地方債保証会社への投 資の可能性に言及したことや世界最大のパソコンメーカー、ヒューレッ ト・パッカード(HP)が景気鈍化局面でも業績が持ちこたえるとの見 通しを示したことが好感され、株価は2週間ぶり大幅な上げとなった。

ベアー・スターンズやメリルリンチ、モルガン・スタンレーが上昇 し、金融株は4年ぶり安値から反発した。HPを中心にテクノロジー株 は7営業日ぶりに上昇。また、バイオテクノロジー会社4位のギリア ド・サイエンシズと医薬品最大手のファイザーも高い。ゴールドマン・ サックスのアナリストが景気鈍化局面でも医薬品メーカーの利益が引き 続き増加するとの見通しを示したことが好感され、買いが膨らんだ。

S&P500種株価指数終値は前日比18.94ポイント(1.4%)上げて

1409.13。ダウ工業株30種平均は同146.24ドル(1.2%)高の12735.31 ドルとなった。ナスダック総合指数は同34.04ポイント(1.4%)高の

2474.55ポイント。

クリアーブルック・ファイナンシャル(ニュージャージー州プリン ストン、運用資産100億ドル)の最高投資責任者、トーマス・ソワニッ ク氏は「バフェット氏は良かれ悪しかれ、恐らく世界で最も賢い投資家 だとみられている」と指摘。「市場参加者は同部門に注目し、金融株が 上げを主導した」と語った。

バークシャーが支援要因

S&P500種は昨年3月以来の安値から反発した。バークシャーが 地方債保証会社への投資を検討していると明らかにしたことが買い材料 となった。米住宅金融最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが 住宅差し押さえ件数の増加を指摘したことを受けて、朝方は銀行株と証 券株は一時、前日比2.3%安まで下げる場面もあった。

バークシャーがこのほど立ち上げた地方債保証事業の責任者、アジ ット・ジェイン氏は、地方債の保証事業開始後に他の保証会社にも投資 する可能性があると述べた。同氏はインタビューで、バークシャーが再 保険ならびに資本面で既存の保険会社を支援する方法を模索しているこ とを明らかにした。

米金融保証大手のMBIAは下げて引けた。一時は11.11ドルまで 売り込まれる場面もあった。同業のアムバック・ファイナンシャル・グ ループも安い。一時は15.50ドルまで下げた。バークシャーは前日比

2.5%安の13万400ドル。

HPは昨年12月26日以来初の上げとなった。同社の技術部門責任 者フィル・マッキニー氏はブルームバーグ・ラジオとのインタビューで、 同社は幅広い顧客基盤に守られ、景気鈍化を乗り切れるとの見方を示し た。

キューロジック、ギリアド

データ管理の回路基盤を手掛けるキューロジックは07年10-12月 (第3四半期)決算の暫定集計を発表し、売上高と利益が予想を上回っ たと明らかにした。これが好感され、他のコンピューター関連企業にも 買いが入った。

キューロジックは大幅高。ネットワーク機器世界最大手のシスコシ ステムズとストレージ・コンピューター大手のEMCも高い。S&P500 種のテクノロジー株価指数は前日比2.2%上げた。

ギリアド・サイエンシズとファイザーはゴールドマンによる株式の 買い推奨が好感されて高い。S&P500種のヘルスケア株価指数は前日 比1.6%上昇した。

米化学3位のデュポンは前日比4.8%高。07年通期の利益が前年比 11%増加したもようだと発表、08年通期の見通しを上方修正した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE