セントルイス連銀総裁:景気後退とインフレの両リスクを警戒(2)

米セントルイス連銀のプール総裁は9日、同 地での講演で、「連邦公開市場委員会(FOMC)はリセッションとインフレ の両方のリスクをみている」と語り、リセッションを警戒している姿勢を示し た。

その上で同総裁は、「住宅市場の問題がリセッションへの突入を後押しする ことになるか?それを判断するのは時期尚早だ」と語った。

プール総裁は講演後、記者団の質問に答え、米国がリセッション(景気後 退)に落ち込む可能性は高まっており、「懸念に値するほど高い」と述べた。 その上で、「景気拡大に関する不透明感が消費者物価をめぐる不確かさよりも 恐らくもっと大きい」と付け加えた。

米証券会社各社は、米ISM(供給管理協会)が発表した12月製造業景況 指数が景気の境目となる50を割り込んだことや同月の失業率急上昇を受けて、 米国が今年リセッションに入るとの見方を強めている。トレーダーは今月29- 39日のFOMCでは0.5ポイントの利下げが決定されると見込んでいる。

金利先物市場動向によると、今月のFOMC会合でフェデラルファンド(F F)金利誘導目標が0.5ポイント引き下げられる確率は66%となっている。

0.25ポイントの利下げを見込む確率は100%となっている。

プール総裁は金利見通しについては言及しなかった。

同総裁は「今の金融市場の混乱が回復するのにはしばらく時間がかかるだろ う」と述べ、「しかし、米国経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)はな お堅調で、2008年は景気拡大の年になりそうだ」と語った。

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