訂正:東エレク:10-12月受注高55%増-液晶装置が急回復、過去最高

半導体製造装置メーカー国内最大手の東京エ レクトロンは9日、第3四半期(2007年10-12月)の半導体・液晶製造装置合 計の受注高(速報値、連結ベース)が前期比55%増の約1980億円だったことを 明らかにした。昨年11月時点の会社の事前予想(約1700億円)を約280億円上 回った。液晶製造装置の受注が大きく回復、2年ぶりに過去最高を更新したこと などが寄与した。

前年同期比では2%減となる。受注額の内訳は、半導体製造装置が約1410 億円で事前予想より10億円多く、液晶製造装置は約570億円で事前予想を約 270億円上回った。

広報IR室の根本都子氏によると、受注高が上振れした最大の理由は液晶製 造装置の急回復。北京五輪向け需要をにらみ、日本、韓国、台湾、中国のパネル メーカーが薄型テレビ用パネルの増産に一斉に動くなか、日韓を中心とする大手 メーカーから大型受注が相次いだ。液晶製造装置の四半期ベースの受注高は05 年10-12月期の344億円が過去最高だったが、2年ぶりに記録を塗り替えた。

主力の半導体製造装置は、コンピューターやデジタル家電の主要メモリーで あるDRAMの製造装置が7-9月期より減少。他方、携帯電話やデジタルカメ ラなどの記録媒体のNAND型フラッシュメモリーの製造装置は増加傾向にあり、 両者がきっ抗してきた。ロジック(論理回路)メーカーや半導体の受託製造を専 門に行うファウンドリーなどからの受注は大きく回復せず、7-9月期との比較 で大きな変化はなかった。

第4四半期(08年1-3月)の受注状況について、根本氏は「詳細は現時 点で不明」としつつ、「半導体製造装置はそれほど悪くない。液晶製造装置はこ こへきてやっと回復したが、10-12月に比べれば減るのではないか」との見方 を示した。

同社の受注高は、将来の先行指標であるとともに、半導体市場の先行きを占 ううえで投資家が注目している。第3四半期業績は2月5日に発表する予定。

東京エレクトロン株の9日終値は前日比30円(0.5%)安の6070円。

--共同取材 Hiroshi Suzuki Editor:Kenzo Taniai, Hideki Asai

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