欧州債:10年債上昇、1カ月ぶり低利回り-世界景気への懸念が台頭

欧州債相場は上昇し、ドイツ10年債利回り は1カ月ぶりの低水準となった。米経済の低迷で世界経済の成長が鈍化するとの 懸念が広がったことが背景。

欧州株式相場の下落を背景に安全投資としての国債需要が高まるなか、10 年債利回りはここ5日間で最大の下げとなった。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト59人を対象にした調査では、欧州中央銀行(ECB)は明 日の定例政策委員会で政策金利を据え置くと見込まれている。

ドレスナー・クラインオートの債券ストラテジスト、ピーター・シャフリク 氏(フランクフルト在勤)は、「国債相場に関しては心配していない。経済につ いてはさらに悪い材料が出てくるだろう」と述べた。金利政策に関して「ECB が当面、どちらの方向にも動かないことは織り込み済みだ」とした上で、「少な くとも1-3月期中は利回りはさらに低下する」との見方を示した。

ドイツ10年国債利回りはロンドン時間午後4時47分までに、前日比6ベー シスポイント(bp、1bp=0.01ポイント)下げ4.09%と、先月6日以来の低水 準となった。同国債(2018年1月償還、表面金利4%)価格は0.49ポイント上 げ99.29。2年国債利回りは8bp低下し3.73%。

この日のダウ欧州株価指数は前日比1.3%低下した。ダウ・ユーロ50種株 価指数は0.9%、ダウ欧州50種株価指数は0.9%それぞれ下げた。西欧の株式 17市場すべてで主要株価指数が下落した。

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