アジア太平洋の債券保有リスク上昇-米カントリーワイド破たん懸念で

9日のクレジット・デフォルトスワップ(C DS)市場では、アジア太平洋地域の債券保有リスクが5営業日連続で高まっ ている。住宅金融で米最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが破産申 請をするとの懸念が背景。

シティグループによれば、鉱山会社BHPビリトンや大手銀行5行を含む オーストラリア企業25社の社債を基にしたマークイットiTraxx豪州シ リーズ8指数のCDSスプレッドは、4ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)上昇の76.5bpと、前日の過去最高を更新した。

8日の米株式市場で、カントリーワイドの株価は1987年10月以来の大幅 下落。資金不足と融資事業の悪化で経営破たんを余儀なくされる可能性がある との観測が強まった。昨年は100社を超える住宅ローン会社が事業閉鎖や身売 りに追い込まれ、米住宅不況が米国のリセッション(景気後退)につながると の懸念が広がっていた。

日本を除くアジアの70の発行体で構成するマークイットiTraxxア ジア(日本除く)指数のCDSスプレッドは、シンガポール時間午前9時10分 (日本時間同10時10分)現在、3bp上昇の86.5bp。投資適格級の日本 企業50社の社債を基にしたマークイットiTraxx日本指数のCDSスプ レッドは0.25bp上昇の44.75bp(BNPパリバ調べ)。

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