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【個別銘柄】ソネットM、イズミヤ、富山化、良品計、ローソン、薬品

9日の日本株市場における主な材料銘柄の 動きは次の通り。

ソネット・エムスリー(2413):終値は前日比15%高の37万5000円と、 ストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)。同社は9日、医療業務支援サイト 「MR君」の米国版のサービスを本格的に開始すると発表した。市場拡大余地 の大きい米国市場への参入により、業績が拡大するとの期待が高まった。

イズミヤ(8266):13%安の533円。ガソリン価格の上昇などを背景に個 人消費が冷え込んでおり、衣料品を中心に売り上げが低迷している。既存店の 不振が続いていることから、同社は8日に今期(2008年2月期)業績予想を 下方修正した。修正数字が市場予想を大幅に下回り、売り圧力が強まった。

富山化学工業(4518):10%高の735円と急騰。同社がインフルエンザ治 療薬として開発している抗ウイルス剤「T-705」について、安全性や有効性 などを確かめる臨床試験第2相(フェーズ2)に入ったことが明らかになり、 将来的な収益貢献期待が一段と強まった。

良品計画(7453):4.8%高の6610円と5営業日ぶりに反発。取引先の集 約や直接輸入などによる調達構造の見直しでコスト削減が進展している。8日 発表された3-11月期業績によって粗利益率が改善していることが判明。通 期(08年2月期)予想に対する進ちょく率が高かったこともあり、業績に対 する安心感から買いが先行した。

武田薬品工業などの医薬品大手株:武田薬が3%高の6480円と5営業日 ぶりに反発するなど総じて上昇。景況悪化局面でも増益を確保できるディフェ ンシブ銘柄として、8日の欧米株式相場で医薬品株に資金が還流した流れに追 随した。またヒラリー・クリントン氏が次期米大統領選ぶ民主党の予備選挙で 苦戦していることも、同氏の下で医療保険制度改革が行われ、欧米メガファー マの収益が圧縮されるとの懸念を後退させるため、好材料視されたようだ。

ローソン(2651):5.9%高の3930円と9営業日ぶりに大幅反発。既存店 の販売は苦戦しているものの、経費抑制などで3-11月期の連結営業利益は 前年同期比6.9%増の379億円となった。据え置かれた通期計画(459億円) に対する進ちょく率は82.6%。

ファミリーマート(8028):5.2%高の3460円と3営業日ぶりに大幅反発。 3-11月期の連結純利益は前年同期比9.6%増の147億円だった。8月中間期 に0.1%増と3年ぶりにプラスに転じた既存店売上高は、10月に前年同月比

1.1%増、11月は同2.3%増と好調に推移。販売促進などを強化した「三ツ星 パスタ」や「できたてファミマキッチン」といった、いわゆる中食商品が好調。

日揮(1963):3.1%高の1922円と6営業日ぶりに反発。9日付の日経新 聞朝刊は、同社が今春をめどにサウジアラビアに石油や天然ガス関連のプラン トを設計・建設する全額出資の新会社を設立する、と報じた。中東でプラント を一貫受注できる体制を整えるのは、世界の同業大手で初めて。

シャープ(6753):3.4%高の1941円と続伸。片山幹雄社長は8日午後、 都内で開催した年頭恒例の記者会見で、亀山第2工場(三重県)での液晶パネ ルの月6万枚から9万枚への増産を、当初計画していた今年末から7月に前倒 しする方針を明らかにした。液晶テレビの世界的な需要増が理由で、来期 (2009年3月期)には液晶テレビの販売額1兆円を目指す考えも表明した。

大林組(1802)、清水建設(1803):大林組は6.4%高の615円、清水建 設は6.9%高の530円。建築価格が上昇基調にあることが明らかになり、建設 工事粗利率の改善による収益期待が高まった。モルガン・スタンレー証券は8 日、両社の投資判断を「イコールウエート」から「オーバーウエート」に引き 上げ。

サイゼリヤ(7581):5.3%安の1423円と6営業日続落。一時1405円ま で下落し、52週安値を更新した。地方の郊外店で売り上げが低迷し、第1四 半期(9-11月)の連結営業利益が前年同期比6.2%減の12億円に落ち込ん だことが嫌気された。

乾汽船(9113):4.4%高の1649円と大幅続伸。ゴールドマン サックス 証券が乾汽船株式を買い進め、発行済みの5%超を取得していることが明らか になった。朝方は相場全般が下げた影響で株価は安かったが、午後に第一中央 汽船など中小型の海運株全般が上昇に転じ、投資魅力のある銘柄と広く認識さ れたようだ。

新日本製鉄(5401)、JFEホールディングス(5411):新日鉄は2.3% 高の680円、JFEは4.5%高の5610円。両社はタイ政府に対し、同国内に 工場を建設する計画書を提出。投資総額は2000億バーツ(約7310億円)。自 動車メーカー向けに高級鋼板などを供給するのが目的。

イトーキ(7972):6.7%安の583円と5営業日続落。国土交通省の調査 で、防火・耐火材などで認定製品とは異なるものを販売していたと発表した。

日医工(4541):6.5%高の2625円と4営業日ぶり反発。ゴールドマン・ サックス証券は8日、投資判断を新規で「買い」とした。目標株価は2800円。

山下医科器械(3022):一時5.8%安の1470円まで下げ、上場来安値を 更新。医療機関からの値下げ要請が強く売上高が低迷しており、2008年5月 期の業績予想を減額修正した。原油高などで一般消耗品分野のプライベート商 品の採算性が悪化、人員採用などの先行投資負担も重く、連結営業利益は6億 1400万円と、増益予想が一転、7.8%の減益予想に。終値は1510円。

リンガーハット(8200):一時3.2%安の1356円まで下げ、05年12月以 来の安値圏に沈んだ。人件費の削減などが奏効して3-11月期の営業損益は 黒字に転換したが、通期予想に対する進ちょく率が27%と低く、外食産業の 競争が激化しているなかでは計画達成を見守る必要があると受け止められた。 ただ午後に入って相場全体が切り返してきたことから買いも増え、終値は

0.3%高の1405円に。

金価格連動型上場投資信託(ETF):2.9%高の3180円と上場来高値を 更新して終了。米国経済の減速を見越したドル安傾向が続き、世界的に代替投 資先として金相場に資金が還流している。8日にニューヨーク金先物相場が史 上最高値を更新したことから、個人投資家とみられる買いが膨らんできた。

花月園観光(9674):11%安の64円。ファンの高齢化や入場人員の減少 に加え、記念競輪が競馬の重賞レースと重なって売上高が予想を下回ったため、 今期(2008年3月期)の業績予想を下方修正した。競輪人気の回復には時間 がかかるとの見方も広がり、一時17%安の60円と、2002年12月に付けた上 場来安値に並んだ。

-- Editor:Makiko Asai

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