豪ドル:円に対し下落、キャリー取引縮小の動き強まる-米国株安で

9日の外国為替市場では、オーストラリ ア・ドルが円に対し下落。米住宅市場に関する懸念再燃を背景に同国株式相場 が下落し、トレーダーらの間では低金利の日本で調達した資金で高利回り資産 を購入するキャリー取引を縮小する動きが広がった。

豪ドルの過去3カ月間の円に対する騰落率は、主要16通貨のうち下から 3番目。8日の米株式市場で、S&P500種株価指数は昨年3月16日以来の 安値で引けた。昨年11月の米中古住宅販売成約指数が予想を下回ったほか、 住宅金融で米最大手のカントリーワイド・ファイナンシャルが資金不足に陥っ ているとの懸念が響いた。

豪サンコープメットウェイの国債ストラテジスト、ピーター・ポンティキ ス氏(ブリスベーン在勤)は「豪ドルの対円相場は最悪だった」と指摘し、 「高利回り国の通貨は米株式相場の下落に自動的に反応した」と述べた。

豪ドルは円に対し、シドニー時間午前9時2分(日本時間同7時2分)現 在、前日比0.7%安の1豪ドル=95円69銭。アジア時間前日遅くは96円 38銭だった。対米ドルでは、1豪ドル=0.8788米ドルと前日の同0.8791 米ドルからほぼ変わらず。

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