中国:12月の貿易黒字は前年比16%増、07年は過去最高へ-BN調査

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調 査によれば、2007年12月の中国の貿易黒字は拡大し、07年通期の黒字は過去 最高に達したとみられる。一部中国製品の安全性が懸念されながらも、輸出の 伸びは勢いを維持している。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト21人の予想中央値では、 12月の貿易黒字は前年同月比16%増の244億ドル(約2兆6600億円)と見 込まれている。12月の輸出は同23%増加したもよう。11月は同22.8%増だ った。12月の輸入は同25.5%増加の見通し(11月は同25.3%増)。12月の 貿易統計は早ければ10日に発表される。

同統計は、汚染された海産物や毒物が混入したペットフードの輸出、玩具 最大手の米マテルによる製品リコール(無償回収)を受け、中国製品ボイコッ トの声が一時高まったにもかかわらず、同国製の安価な衣類や靴、携帯電話な どに対する需要が依然強いことを示す可能性が高い。

エコノミストらは07年通期の貿易黒字が過去最高の2630億ドルに達する と予想しており、中国政府は今後も引き続き人民元の上昇加速を容認するよう 求める圧力に直面することになりそうだ。

中国国家情報センター(SIC)の主任エコノミスト、朱宝良氏は「製品 の安全性は保護貿易主義の口実だ」と指摘。その上で「直接的に輸出入価格を 調整できることから、人民元は貿易黒字縮小に向けた最も重要な手段だ」と述 べた。同氏は、政府はドルだけでなく、通貨バスケットに対し、年間5%の人 民元上昇を容認すべきだとの考えを示している。

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