中国人民元:対ドルで下落-人民銀が投機的な動き抑制との観測

8日の中国外国為替取引では、人民元がドル に対して下落。中国人民銀行が、元の一段の上昇を見込んだ投機の抑制を狙って いるとの観測が広がった。人民元は前日、2005年のペッグ(連動)制廃止後の 最高値を付けていた。

人民銀はこの日、前日を下回る水準に人民元の中心レートを設定した。中銀 は先週、企業が「市場の変化」に対応するなか、元の柔軟性が拡大してきている との認識を示した。元は年初来で0.4%高となっている。人民銀の周小川総裁は 7日、貿易黒字とインフレ高進が人民元上昇の要因との見方を示した。

申銀万国研究所(上海)のエコノミスト、李慧勇氏は「人民元相場は、常に 一方向に動くわけではない」と指摘し、「一方向に進むとの投機的観測を回避す るためにも、人民銀は中心レートをさまざまな水準で調整する必要がある」と述 べた。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 零時7分(日本時間同1時7分)現在、前日比0.07%安の1ドル=7.2740元。 前日は一時7.2630元と、ペッグ制廃止後の最高値を更新した。

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