インドネシア中銀が政策金利据え置き、原油高やルピア安で-予想通り

インドネシア中央銀行は8日、市場予想通 り政策金利を8%に据え置いた。原油高や通貨ルピア安に伴うインフレ加速懸 念が背景。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト14人を対象にまとめたアンケー ト調査では、全員が据え置きを予想していた。

インドネシア中銀が先月6日、市場予想に反して5カ月ぶりに利下げを実 施したのを受け、ルピアの対ドル相場はこれまでに2%下落。ニューヨーク原 油先物相場は今月3日に一時1バレル=100ドル9セントの最高値を記録し、同 国のインフレ加速懸念が強まった。12月の同国の消費者物価指数(CPI)は 前月比1.1%上昇と、11月(同0.18%上昇)の6倍以上の伸びになった。

英銀スタンダード・チャータードの主任エコノミスト、ファウズィ・イッ チサン氏は「ルピア相場の大幅な変動が続いている。原油高を受けてインフレ 見通しは依然として不透明だ」と指摘。今年のインフレ率は中銀目標(4-6 %)を上回る可能性があるとの見通しを示した。

インドネシア中銀は2006年5月以降、政策金利を計4.75ポイント引き下 げた。同国政府によると、今年の国内総生産(GDP)成長率は最大6.8%の見 込み。中銀は先月6日、昨年10-12月期の成長率は6.5%だった可能性がある と発表した。

昨年のルピア相場は4.2%安と、新興市場26通貨で最悪の騰落率を記録。 ジャカルタ時間午前11時17分(日本時間午後1時17分)現在、前日比ほぼ変 わらずの1ドル=9453ルピアとなっている。

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