ベアーSのケインCEO:退任の意向か-サブプライム損失で圧力

米証券大手ベアー・スターンズのジェームズ・ ケイン最高経営責任者(CEO、73)は、信用力の低い個人向け(サブプライ ム)を含む住宅ローン関連の損失などによる株価低迷で、退任を求める圧力に 直面している。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(オンライン版)は7日、ケイン氏 が6日から、取締役にCEO辞任の意向を伝え始めたと報じた。会長にはとど まる見込みだという。同紙によると、後任のCEOにはアラン・シュワルツ社 長(57)が就任するとみられる。

ケインCEOは、サブプライム関連損失による業績低迷で辞任に追い込ま れたシティグループのチャールズ・プリンス前CEOとメリルリンチのスタン レー・オニール前CEOと同じ道をたどることになりそうだ。ベアー・スター ンズは2007年9-11月(第4四半期)決算が創業以来初の赤字となり、株価は 過去1年で53%下落している。

ベアー・スターンズの広報担当者ラッセル・シャーマン氏はコメントを控 えた。

ケイン氏は1969年にベアー・スターンズに加わり、93年にCEOに就任し た。サブプライムローン関連証券に投資していた同社のヘッジファンドの破た んは、全面的なサブプライム危機の引き金を引いた形になった。ベアー・スタ ーンズでは既に、ケイン氏の後継者として有力視されていたウォーレン・スペ クター共同社長(当時)が更迭されており、問題のヘッジファンドを運用して いたラルフ・シオフィ氏も先月退社した。

ケインCEOは07年12月に、「容認できない」業績を受けて同氏と経営幹 部が07年度(11月期末)の賞与を受け取らないことで合意したと述べていた。

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