加CIBC:幹部複数を更迭、TSXのネスビット氏を後継に起用(2)

カナダ5位の銀行、カナディアン・イン ペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC)は7日、投資銀行部門のトッ プと最高リスク管理責任者(CRO)を更迭したと発表した。同行は最大30 億米ドル(約3300億円)の評価損計上の可能性を表明しており、これはカナ ダの金融機関では最大。

CIBCの発表によると、CIBCワールド・マーケッツのブライア ン・ショー最高経営責任者(CEO、54)の後任には、トロント証券取引所 などを保有するカナダのTSXグループのリチャード・ネスビットCEO (52)が就任する。また、トム・ウッズ最高財務責任者(CFO、55)が、 ケン・キルガーCROの後任に就くという。ネスビット氏は2月29日付でC IBCに入社する。

デービス・リー・インベストメント・カウンセルのダグラス・デービス 社長は「過度にリスクを取った同行の投資戦略の責任を、誰かが取らなければ ならなかった」と指摘、「CIBCは評判を回復し、健全な経営に戻ることに 努めており、恐らく正しい方向に進んでいるといえよう」と語った。

CIBCのジェラルド・マッコーイCEOは、米サブプライム(信用力 の低い個人向け)住宅ローン問題に端を発した多額の評価損計上を受け、人事 の刷新を図っている。同行は昨年、まず税引き前段階で9億7800万カナ ダ・ドル(約1060億円)の評価損を発表、12月19日には評価損20億米 ドルの追加計上が必要になる可能性を表明している。

この日のトロント市場でCIBC株は前週末比1.02カナド・ドル (1.5%)高の69.02カナダ・ドルで終了。過去1年間では30%下落して いる。TSX株は17セント高の52.02カナダ・ドル。

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