欧州株:4日続落、収益懸念で売り膨らむ-金融・小売株など安い

欧州株式相場は4営業日連続で下落し、昨年 7月以来で最長の下げとなった。信用市場の損失と経済成長の減速で収益が抑制 されるとの懸念を背景に、金融と小売り、金属の各銘柄が売られた。

金融大手のクレディ・スイス・グループは4日続落。スイスの週刊紙ゾンタ ークが、クレディ・スイスが評価損を追加計上する可能性があると報じたことが 嫌気された。金属相場の下落を背景に、スイスの鉱山大手エクストラータは7週 間ぶりの大幅安となった。英小売り大手のマークス・アンド・スペンサー・グル ープとJ・セインズベリーは下落。年末商戦の売上高が期待を下回るとの観測が 広がった。

ダウ欧州株価指数は前週末比0.2%安の351.27と、昨年11月21日以来の 安値を付けた。一方、ダウ欧州50種株価指数は0.4%上昇、ダウ・ユーロ50種 株価指数は0.3%上げた。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントで約25億ドルの資産運用に 携わるケビン・リリー氏は、「投資家は金融機関がバランスシート強化のために 追加資金を調達する必要があるということを織り込み始めている」と指摘。「市 場関係者は、経済成長が減速しているのか、それともリセッション(景気後退) に入りつつあるのかどうか見極めようとしている」と語った。

クレディ・スイス

クレディ・スイスは2.6%安。ゾンタークが情報源を明らかにせず報じたと ころによれば、同行はさらに25億スイス・フラン(約2440億円)の評価損を計 上する可能性がある。

英銀3位のバークレイズは3%下げた。スイスの銀行、UBSは2.6%安と なった。

エクストラータは6%下落と、昨年11月19日以降で最大の値下がり。豪鉱 山大手のBHPビリトンは3.3%安。

7日のニューヨーク市場では、銅先物相場が続落した。米景気減速と在庫増 加が銅需要の減退兆候を示唆したことがきっかけとなった。

マークス・アンド・スペンサーは3.8%下げた。英紙サンデー・タイムズの 報道によれば、同社の既存店売上高は9四半期ぶりに減少となる可能性がある。 セインズベリーは3.6%安だった。

英独仏の株式指標

英国FT100指数は前週末比12.80ポイント(0.2%)安の6335.70。FTオ ールシェア指数は13.21ポイント(0.4%)下げて3210.23。

ドイツのDAX指数は8.48ポイント(0.1%)高の7817.17。HDAX指数 は12.25ポイント(0.3%)低下し3951.64。

フランスのCAC40指数は前週末比6.04ポイント(0.1%)上げ5452.83 で終了した。

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