中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値-中銀が元上昇加速容認との観測

中国の外国為替取引では、人民元がドルに対 しペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。中国人民銀行が国内景気の抑制 を目指し、人民元の上昇加速を容認するとの観測が強まった。

中国が高水準にあるインフレと貿易黒字の抑制を目指すなか、人民元はここ 1カ月間、円とフィリピン・ペソを除くアジアの主要10通貨の中で最も上昇し ている。人民銀の周小川総裁はこの日、スイスのバーゼルで、元の上昇は「経済 指標」を反映しているとの見方を示した。

HSBCホールディングスの為替ストラテジスト、リチャード・イエッツエ ンガ氏(香港在勤)は「人民元上昇加速が国内で議論されてからかなりの時間が たつ」と述べた上で、「より均衡の取れた為替市場の必要性を受容する政策の広 がり」が見られていると指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前週末比0.05%高の1ドル=7.2690元。一 時7.2630元と、2005年のペッグ制廃止後の最高値を更新した。イエッツエンガ 氏の予想では、人民元は年内に6.86元まで上昇する。

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