中国人民元:ペッグ制廃止後の最高値-中銀の元上昇加速容認観測で

7日の中国外国為替取引では、人民元がドル に対しペッグ(連動)制廃止後の最高値を更新した。中国人民銀行が景気の抑制 を目指し、人民元の上昇加速を容認するとの観測が強まった。

中国が高水準にあるインフレと貿易黒字の抑制を目指すなか、人民元はここ 1カ月間、円を除くアジアの主要10通貨の中で最も上昇している。人民銀の周 小川総裁はこの日、スイスのバーゼルで、元の上昇は「経済指標」を反映してい るとの見方を示した。

HSBCホールディングスの為替ストラテジスト、リチャード・イエッツエ ンガ氏(香港在勤)は「人民元上昇加速が国内で議論されてからかなりの時間が たつ」と述べた上で、「より均衡の取れた為替市場の必要性を受容する政策の広 がり」が見られていると指摘した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 3時18分(日本時間同4時18分)現在、前週末比0.1%高の1ドル=7.2681元 となっている。一時7.2630元と、ペッグ制廃止後の最高値を更新した。イエッ ツエンガ氏の予想では、人民元は年内に6.86元まで上昇する見通し。

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