任天堂株が1カ月半ぶり6万円割れ、ゲーム機販売減速の報道や格下げ

任天堂の株価が主力取引所の大証1部で、 前週末比3900円(6.1%)安の5万9700円と3日続落。終値では昨年11月21 日以来、約1カ月半ぶりに6万円を割り込んだ。米ゲーム市場に関する弱気報 道や為替相場の円高傾向などをきっかけに朝方から売りが先行し、一時は

6.3%安の5万9600円まで下げ幅を拡大。売買代金は大証、東証合計で1028 億円と、日本株の全上場銘柄の中でトップだった。

みずほインベスターズ証券の田村悦子アナリストは、下げの一因として、 7日朝のテレビ東京の番組「モーニングサテライト」が米国の家電協会の統計 を引用し、今年のゲーム機本体の売り上げが昨年比3%落ち込み、64億ドル (約6900億円)にとどまる見通しだと報じた点を挙げた。

田村氏によると、このテレビ報道を受け、任天堂株に関する問い合わせが 同証にも寄せられた。ただ同氏は、「数字は集計していないので確定的なこと は言えないが、任天堂は歳末商戦でも好調だったと思う」と説明。また、最近 の下げは、円相場の上昇なども背景だと語った。

一方、パリ・インターナショナルのアナリスト、ぺラム・スミザース氏は 6日付で任天堂株を「売り」に格下げした。12カ月の目標株価は5万円。

このほか読売新聞電子版が7日、英医学誌の掲載内容を基に報じたところ によると、テニスやボクシングなどの運動を擬似体験できるゲーム機のエネル ギー消費量は、実際の運動よりもかなり少ないことが英リバプール・ジョン・ ムーアズ大学の調査で分かった。同大学の研究チームは、13-15歳の11人に 任天堂の「Wii」、マイクロソフトの「Xbox360」のそれぞれでゲーム をさせたと、同誌は伝えているという。

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