インドに外国から熱い視線-3年連続9%成長達成も、「離陸」の時か

今月20日から始まる週に、ブラウン英首相 とサルコジ仏大統領がそれぞれ経済ミッションを率いてインドを訪問する。11 億人の人口を抱えるインドで拡大する中流階級や外資に対する規制緩和など、 急速な市場開放が魅力となっているためだ。

インド政府によれば、同国への海外からの投資は今年、2年連続で倍増し 300億ドル(約3兆2720億円)に達する見込みで、米証券リーマン・ブラザ ーズ・ホールディングスはインド経済が「離陸」の時期に入ったとみる。消費 者需要と企業投資が相乗効果をもたらし、さらに投資を呼び込むというわけだ。

リーマンのアジア担当エコノミスト(香港在勤)、ロバート・サバラマン氏 は、「インドの成長加速は一時的な現象ではない。中間層が台頭しており、消費 と投資が絡み合うなか、需要を喚起している」と語る。

同社によれば、インドは中国や韓国のように経済の開放から恩恵を受けて おり、1人当たり国民所得は2000年以来で倍増した。その結果、消費財への需 要が急増し、携帯電話の利用者数は2年で3倍に、2007年には電子レンジ販売 が29%それぞれ増えた。

購買力の向上に伴い、インド経済は3年連続で9%成長を遂げる勢いだ。 米コンサルティング会社のマッキンゼーによれば、年間可処分所得が現在の米 ドル換算で4380-2万1890ドルのインド中間層は、2025年までに10倍以上 の5億8300万人に膨れ上がる見通し。

ただ、インドの魅力は人口のみにとどまらない。シン首相はインド国内に 外資による小売りチェーン網の構築を認める方針だ。このため、英小売り最大 手のテスコや同業の仏カルフールが今月の経済ミッションに参加する。

シン政権はまた、インドの保険会社に対する外資の出資比率の上限を現在 の26%から49%に引き上げる方針であるほか、プライベートバンクに対する出 資引き上げも容認する方向。このため、英国からのミッションには英保険2位 のプルデンシャルや英銀バークレイズの代表者も含まれる。

-- With reporting by Chris Burns and Carol Massar in New Delhi Editors: Mark Rohner, Christopher Wellisz

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