コーンFRB副議長:当局見解が「大幅に」変化した際は示唆に努める

コーン米連邦準備制度理事会(FRB)副議 長は5日のニューオーリンズでの講演で、金融市場の「混乱」が昨年8月に始 まってから、米金融当局は政策見解についての市場への伝え方を向上してきた との認識を示した。

コーン副議長は、景気見通しに関する当局の見解が米連邦公開市場委員会 (FOMC)の定例会合の間の期間に「大幅に」変化した際、金融当局者はそ れを示唆しようと努めてきたと指摘。「われわれは不透明感を低下させ、われわ れの意図を明確にするため、通常より多くの情報を提供しようとしてきた」と 強調した。

今後1週間、バーナンキFRB議長ら7人の金融当局者が相次いで講演を 予定している。米国では失業率が2年ぶりの高水準に悪化し、製造業の景気が 縮小するなど米経済成長のリスク要因が増えている。市場では30日のFOMC で追加利下げがあるとの見方が多い。

コーン副議長は、金融当局者間で予定や発言を調整していないことや、状 況が急速に変化している時には、当局者の間でかなり大きな見解の差がある可 能性が高いことを、投資家は「理解すべきだ」とも述べた。

副議長の講演内容は、金融当局の見解の変更を示唆した昨年11月29日の バーナンキ議長の発言と矛盾しない内容だった。バーナンキ議長は信用市場の ボラティリティ(変動性)の高まりが景気の見通しに「影響を与えた」と語り、 景気とインフレのリスクがほぼ均衡しているという10月のFOMC声明の認 識を繰り返さなかった。その後、金融当局は12月11日に利下げしている。

副議長はこの日、金融政策や景気の見通しについてはコメントしなかった。

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