イオン:委任状提出5割超、CFS株主説明会-否決後出資上げも検討

ドラッグストア大手CFSコーポレーション の筆頭株主であるイオンは6日、CFSと調剤薬局最大手アインファーマシー ズとの経営統合を阻止するため、最終となる3回目のCFS株主向け説明会を 東京都内で開いた。イオンによると、説明会終了時点でこれまでに集まった委 任状(1回目の郵送分含む)は出席者総数の5割以上に達した。

説明会に出席したイオンの豊島正明専務らは、今回の統合計画が株主価値 を損なう統合比率や統合案であると株主に強く訴え、22日に開かれるCFS株 主総会で統合議案を否決するため、委任状の提出を求めた。

CFSの株主からは、統合案が否決された場合のイオンのCFSに対する 資本戦略を問う声が相次いだ。これに対し、豊島専務は「結果を十分重く受け 止めて、グループを挙げて再建に向けてリードしていきたい」と説明。「持ち分 (比率)を高めるということを積極的に選択肢として考えていきたい」と述べ、 否決後には出資比率の引き上げも検討事項と指摘した。

イオンは統合阻止に向けて昨年12月17日から委任状勧誘に乗り出してお り、CFS株主約3700人に説明会の案内を送付。年末の横浜を皮切りに、5日 にCFSの地盤である静岡県三島市、6日に東京都内と計3回開いた。3回の 説明会には計280人の株主が出席。計160通の委任状が提出された。

統合計画の承認には議決権の3分の2以上の賛成が必要。イオンは保有し ている15%に加え、約18%の反対票を集めて3分の1超を確保すれば統合を阻 止できる。

イオンに対抗し、CFSも自社の株主向け説明会を予定しており、1月9 日に三島市、翌10日に横浜市で合わせて2回開催する。説明会には石田健二会 長兼社長が出席し、アインファとの統合案に賛成するよう株主に呼び掛ける。

4日の株価終値は、イオンが前営業日比71円(4.3%)安の1567円、CF Sは同29円(6.2%)安の440円。

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