12月ユーロ圏消費者物価:前年比3.1%上昇-6年半ぶり高水準(2)

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が 4日発表した2007年12月のユーロ圏消費者物価指数(速報値)は前年同月比

3.1%上昇となった。上昇率は01年5月以来の高水準となった前月と同じで、イン フレ加速が賃金上昇につながるとの金融当局の懸念を裏付けるものとなった。

ユーロスタットによれば、12月のインフレ率は1999年の通貨ユーロ導入以後 でも最高。

ECBスタッフの予測によれば、経済成長が減速するにもかかわらず、08年 のユーロ圏のインフレ率は9年連続で、ECBが上限の目安としている2%を上回 る可能性がある。食料品価格の上昇率が昨年末に5年ぶりの高水準となったのに加 え、昨年57%上昇した原油価格は今週に入って初めて1バレル当たり100ドルを 付けた。

INGバンクのエコノミスト、マーティン・ファン・フリート氏(アムステル ダム在勤)は、「インフレ率は依然としてECBが適正とする水準よりもはるかに 高い水準にある」と指摘。「エネルギー価格の影響と食料品価格が若干上昇する可 能性を考慮すると、向こう数カ月のインフレ率の低下は非常に緩やかなものとな る」との見方を示した。

ECBの先月6日時点の予測で、08年のインフレ率は約2.5%と、従来の2% から上方修正された。

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