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米レバレッジドローンの投資家に仕返しのチャンス-融資金利上乗せで

高利回り・高リスクの融資「レバレッジドロ ーン」を購入し計280億ドル(約3兆550億円)の損失を出した投資家に、仕 返しのチャンスが訪れている。

米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)の集計によると、米投資会 社カーライル・グループ傘下のライフケア・ホールディングスやカジノ経営の トロピカーナ・エンターテインメントなどの債務者が融資条件の変更を希望す る場合、債権者は融資金利を平均83ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上乗せしている。上乗せ幅は少なくとも1997年以来の高水準だ。

米ムーディーズ・インベスターズ・サービスによると、北米の企業計179 社が高いデフォルト(債務不履行)リスクにさらされているか、融資条件変更 の必要に迫られている。サブプライムローン(信用力の低い個人向け住宅融資) 市場の落ち込みの影響で、S&Pが集計しているレバレッジドローンの計5510 億ドル相当では、価格が1ドル当たり95セントを下回り、昨年6月以前の同100 セントから下落した。

ファインゴールド・オキーフ・キャピタルのパートナー、スコット・ドー シ氏は、レバレッジドローンの交渉の主導権が債務者から債権者に移ったと指 摘。「景気減速の影響を受けやすい企業の融資で、この傾向はさらに強まるだろ う」との見方を示した。

債権者はまた債務者に対し、債務に対する最低利益率や四半期財務報告期 限などの融資条件緩和に際して、最大35bpの手数料を請求している。6月以 前の同12.5bpの約3倍だ。

35bpの手数料請求と83bpの融資金利上乗せが実施されると、5億ドル を借り入れる債務者のコストは1年目に590万ドル増加する。

-- Editor: Emma Moody, John Pickering

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Keiko Kambara 記事に関する記者への問い合わせ先: Pierre Paulden in New York at +1-212-617-3759 or ppaulden@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Emma Moody at +1-212-617-3504 or emoody@bloomberg.net

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