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CSMの横井氏:08年の米国自動車市場は厳しい-対策総動員の必要

CSMワールドワイドの横井博文アナリストは、 4日放送のブルームバーグ・ニュースのテレビインタビューで、米国自動車販売 の厳しい現状について語った。同氏は2008年も厳しい年になるため、自動車メー カーはあらゆる対策を講じる必要があると指摘した。主な発言は次の通り。

2007年の販売が過去10年で最低水準となった理由:

「住宅市場でのサブプライム・ローン(信用力の低い個人向け住宅ローン) 問題などで消費者のセンチメントが非常に低迷している。インセンティブを前倒 しで行ってきたせいで、07年はディスカウントをしてもなかなか需要が伸びてこ なかった。デトロイトも生産調整をしてきている。原油価格の問題もあり、販売 台数1610万台という結果になった」

07年12月の動向:

「12月は11月までとは異なった月になった。対前年プラスだったのはホンダ とクライスラー、現代だが、ホンダも対前年14台のプラス。クライスラーもミニ バンの投入があったので若干のプラスになった程度。ほぼ全てのメーカーが減少 といっていい。先ほど言ったネガティブな要因が12月になって初めて全体に現れ てきた」

車種別の動向:

「ピックアップトラックや大型のSUVは良くない。日系メーカーでもホン ダ、日産自動車はトラック部門が減少している。一方、伸びているのは小型で燃 費の良い車。それでも12月は減少したが、こういった日系メーカーが強い小型車 やハイブリッド車は上昇してきている」

2008年の予想:

「08年も最低の水準になるといわれている。サブプライム問題があるし、原 油価格も100ドルを超えた。失業率も悪くなってきており、非常に悪い数値が目 に付くようになっている。日本メーカーは、それを乗り切るために色々な戦略を パッケージにして、何とか凌いでいかなければならない。小型で燃費の良い車の 強化。カリフォルニアやフロリダに集中せずに販売エリアも拡大。ディスカウン トやインセンティブも行う必要がある」

フォードのジャガー、ローバー売却交渉について:

「フォード社は財務状況の苦しい中、(交渉相手の)タタ自動車との売却交渉 を進め、何とかBRICsなどに進出する海外戦略に繋げたいというのが本音だ ろう。フォードにとっても、タタにとっても良い話になると思う」

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