首相「現閣僚に引き続きやってほしい」-内閣改造に消極姿勢示す(3)

福田康夫首相(自民党総裁)は4日午前、首 相官邸で年頭記者会見を行い、今月半ばに召集予定の次期通常国会前に内閣改造 を行う可能性について、「今の閣僚に引き続きやっていただきたいと考えてい る」と述べ、消極的な姿勢を示した。また衆参で与野党勢力が異なる「ねじれ国 会」の状況下で、法案成立など事態の打開に向けて参院第一党の民主党との「大 連立」やその前提となる政策協議を再び進める可能性を否定しなかった。

首相は内閣改造に関して、「今現在は、今の閣僚は一生懸命政策を行ってい る。就任してまだ日にちが浅い方もいる。これから実力を発揮する方がいるかも しれない」と指摘。その上で、同時に「通常国会までの間隔も短いので改造すべ きかどうかをよく考えたい」と語った。

政策実行の体制検討-「大連立」否定せず

首相は「08年度予算案を3月末までに成立させたい」と述べ、07年度内の 予算案の成立を目指す方針を表明。その上で、民主党との「大連立」について、 「最初から考えて何かしようということではない」としながらも、「大連立をす るかしないかは、政策課題を実行できるような体制と取れるかどうかの一点にか かっている。政策実行するためにどういう体制が望ましいかをまず考えていく」 と語った。

併せて「当然のことながら野党第一党の民主党とも、十分話し合う機会を持 たなければならない」とも語った。

首相は07年12月29日、中国東部の山東省・済南で同行記者団と懇談し、 08年1月半ばの内閣改造論について「今、まったくの白紙だ」としながらも、 「党内にもいろいろな意見があるようだ。そういう意見は、ごもっともなことも ある。そういう意見も聞きながら、どうしようかということだ」と述べ、与党内 に浮上していると伝えられている今月半ばの内閣改造論に理解を示した。

その上で、「正月を過ぎて08年の日程などをよく考えた上で考えたい。08 年に考える」と語り、年明けに判断する意向を示した。

07年9月に発足した福田内閣は安倍晋三前内閣の13閣僚を再任し、交代は 4人にとどまった。次の衆院選の時期に注目が集まる中、首相は人心を一新する ことで「福田カラー」を前面に掲げて30%台の低調な内閣支持率を回復させて 政権運営を軌道に乗せる狙いがあるとみられる。

--共同取材:廣川高史 Editor:Tetsuzo Ushiroyama、Yoshito Okubo

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