東穀取:ザラバ取引開始で国際標準化に第一歩、東工取は取引延長に

東京穀物商品取引所は4日、コーヒー生豆 (ア ラビカ種・ロブスタ種)と粗糖市場でザラバ(複数約定値段方式)取引を開始 し、国際標準化に向けての第一歩を踏み出した。東穀取の浜田英俊・常務理事 は「まだ取引に慣れていないだけに限月によって値動きが荒かったが、既存の 商品の取引手法を変えただけなので、出来高自体は可もなく不可もなくといっ たところ」として、初日の取引は無事にスタートできたと述べた。

東穀取がザラバ取引のシステム導入を決めたのは2005年2月。当時はコメ 先物取引の上場を前提としていたが、昨年4月にコメ先物が不認可となったこ とから、国際性の高いコーヒーや粗糖に移行することとなっていた。今後、4 月以降に主力のトウモロコシもザラバ取引に移行する予定だ。

この日、大発会のアラビカ種コーヒー(期先物)の出来高は709枚で、同 じく半日立会いとなった大納会の1373枚からほぼ半減。一方、粗糖は1606枚 で昨年末の1271枚から増加した。

豊商事・法人部の稲川仁次長は、大方の市場参加者が取引を控えるなかで は、板寄せ(単一約定値段方式)取引より価格が振れやすかったと指摘。その うえで「今後は1カ月程度の時間をかけて、少なくとも1回は納会をこなしな がら、どのような値動きが出るかを見極めていきたい」との考えを示した。

東工取は7日から取引時間を延長

一方、東京工業品取引所は7日から取引時間を2時間延長する。東工取で は2009年3月をめどに国際標準の取引機能と世界最高水準の性能を備えたシ ステムを導入し「将来的には取引時間の24時間化を実現すべく取り組む」(南 学政明・理事長)方針だ。

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