商品相場:2日連続で最高値更新-原油や金、工業用金属がけん引

原油と金が過去最高値を更新する一方、ドル 相場が下落したことから、インフレヘッジ手段としての原料の投資妙味が高まり、 3日の商品相場は2日連続で最高値に達した。

UBSブルームバーグ・コンスタント・マチュリティ商品指数は3日、前日 比最大1.7%上昇し、過去最高の1327.21に達した。米国の原油在庫が予想を上 回る落ち込みを示したことから、原油相場は一時、1バレル当たり100.09ドル を付けた。また、金現物相場は1オンス当たり868.89ドルまで上げた。工業用 金属や粗糖、小麦相場も軒並み上昇した。一方、米国が利下げを実施するとの観 測が高まるなか、対ユーロのドル相場は1カ月ぶりの安値に近い水準まで下げた。

USグローバル・インベスターズで15億ドル(約1640億円)相当の運用に 携わるブライアン・ヒックス氏は「原油と金は最も重要な商品銘柄だ」と述べ、 「これら2銘柄がともに最高値を更新したため、商品相場全般に対する関心が非 常に高まっている。また、ドル相場の軟化により商品銘柄が投資家を引き付けて いる。これは、ことし1年間の商品相場の動向を示す前兆と言えるだろう」との 見方を示した。

米金利先物市場では、リセッション(景気減速)入りを阻止するため、米連 邦準備制度理事会(FRB)がフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を

0.5ポイント引き下げるとの見方が示されている。

ヒックス氏は、米景気の減速は「FRBがより積極的に利下げに踏み切る必 要があることを意味している。そのことがドル相場を圧迫するだろう」との見方 を示した。

製油所の稼働率の上昇を受け、ガソリンとディーゼル油の在庫が増加したこ とから、原油相場は反落。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)原油先物相場 2月限の3日終値は、前日比44セント(0.4%)安の1バレル当たり99.18ドル だった。

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