11月のユーロ圏マネーサプライM3:12.3%増、28年ぶりの高い伸び

欧州中央銀行(ECB)が3日発表した 2007年11月のユーロ圏マネーサプライ(通貨供給量)統計によると、拡大M3 (現金、要求払い預金、定期貯蓄性預金、投資信託の一部)は季節調整済みで前 年同月比12.3%増加した。伸び率は10月から横ばいで、引き続き28年ぶりの 高水準にあり、ECBのインフレ懸念が一段と強まるとみられている。

ブルームバーグ・ニュースがエコノミスト25人を対象にまとめた調査の予 想中央値では、11月の伸び率は12.2%増だった。

ロイズTSBのエコノミスト、ケネス・ブルックス氏(ロンドン在勤)は 「金融市場の混乱のため、ある程度M3の数値にゆがみがあるようだ」と指摘、 「ECBは民間セクターへの融資増加率を慎重に注視するだろう。ECBが今年、 政策金利を引き上げるリスクがある」との見方を示した。同氏のコメントはマネ ーサプライ統計発表前のもの。

11月の民間部門の融資高は前年同月比11%増加した。10月は同11.2%増だ った。また11月のM1(現金と準現金)の伸び率は6.2%増と、10月の6.5% 増から低下した。

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