中国人民元:対ドルで上昇、ペッグ制廃止後の高値更新-米景気懸念で

3日の中国の外国為替取引では、人民元が対 ドルで上昇し、2005年のペッグ(連動)制廃止後の高値を更新した。米景気失 速への懸念が広がったことが背景。

アジア主要10通貨のうちで人民元がドルに対し最大の上げを示した。2日 発表の昨年12月の米製造業景況指数が2003年4月以来の最低となったことを受 けて、米金融当局が今月、リセッション(景気後退)回避を目指して利下げを実 施するとの観測が広がった。

スカンディナビスカ・エンスキルダ・バンケン(SEB)のチーフ為替スト ラテジスト、マグナス・プリム氏(シンガポール在勤)は、「米指標が本当に失 望するものだったため、人民元が上昇した」と指摘。「今年、人民元の上昇ペー スは加速するだろう」との見方を示した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によれば、人民元は上海時間午後 5時半(日本時間同6時半)現在、前日比0.29%高の1ドル=7.2725元。一時、 ペッグ制廃止後の最高値7.2721元を付けた。

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