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米国債(2日):ISM景況指数悪化で大幅高-2年債利回り2.88%(2)

米国債相場は上昇。米供給管理協会 (ISM)が朝方発表した12月の製造業景況指数が予想以上に低下した ことから今月の米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測 が強まり、2年債相場は約3週間ぶりの大幅な上げとなった。

ISM製造業景況指数が2003年4月以来の低水準となったことを受 けて、2年債利回りは12月11日以来最大の低下となった。また、4日 に発表される12月の非農業部門雇用者数は9月以来の小幅な伸びにとど まることが予想されている。

DAデービッドソン(シアトル)の債券トレーディングバイスプレ ジデント、メアリーアン・ハーリー氏は「米景気の悪化を示す証拠が増 えてきた」と指摘。「市場参加者は、最終的にFOMCにとって全般的 な景気の伸びがインフレ以上に重要になるとみている」と述べた。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 4時5分現在、2年債利回りは前営業日比17ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01ポイント)低下して2.88%。2年債価格(表面利率3.25%、 2009年12月償還)は10/32上げて100 23/32となった。10年債利回 りは同12bp低下し3.91%。

ISMが発表した12月の製造業景況指数は47.7(前月50.8)に低 下した。

不確実性の高まり

米連邦準備制度理事会(FRB)がこの日公開した米連邦公開市場 委員会(FOMC)議事録(2007年12月11日開催)は「メンバーは経 済成長や物価の見通しが悪化すれば、金融政策のスタンスを変更する用 意がある」と記述している。

議事録によると、FOMC参加者は10月の会合時点よりも経済成長 が「一段と軟化する」と予想した。また、「不確実性の高まり」を指摘 した。

フェデラルファンド(FF)金利先物相場の動向によると、FOM Cが今月30日の定例会合でFF金利の誘導目標を引き下げる確率は 100%とみられている。また、50bpの利下げ可能性は現在26%の確率 とみられている。同確率は1週間前にはゼロだった。

2年債利回り

政策金利の引き下げを予想し、短期債に買いが集まっている兆候を 映し、2年債利回りは10年債利回りを103bp下回った。昨年12月31 日にはこれは97bpの格差だった。また、利回り曲線は12月11日以来 最も急勾配となっている。

ブルームバーグがまとめた72人のエコノミスト調査の予想中央値に よると、12月の非農業部門雇用者数は7万人増加と11月の9万4000人 増から鈍化が見込まれている。

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