ブラックロックの鉱山ファンド、07年リターンは61%‐欧州で最高

米資産運用会社ブラックロックのイビー・ ハンブロ氏が運用する「ワールド・マイニング・ファンド(運用資産150億ド ル)」は2007年の投資収益率(リターン)が12月27日現在で61%と、欧 州の株式ファンド資産規模上位10本のうちで最高となった。

ダウ欧州株価指数が年間ベースでほぼ変わらずと、2003年以来の不振と なるなか、欧州で販売される株式投資信託の平均リターンは3.3%にとどまっ た。フィデリティ・インターナショナルの欧州ファンドのリターンは12%。ジ ュピター・インカム・トラストはマイナス4.9%と、上位10本の中で最悪と なった。運用担当者のアンソニー・ナット氏が鉱山株を売却したことが響いた。

英ハーグリーブス・ランズダウン(ブリストル)の金融アドバイザー、ベ ン・イヤーズリー氏は「商品価格の上昇と大半の株式市場での不透明感を考え れば、鉱山ファンドが抜きん出ていることはまったく意外ではない」と述べた。

鉄鉱石とニッケルが過去最高値を更新する中、MSCI世界金属・鉱山株 指数は07年に40%上昇した。世界の株価の動向を反映するMSCI世界指数 は7.1%高と過去5年で最低となった。米サブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン危機で評価損が膨らみ、世界的な景気減速懸念が強まったこと が背景にあった。

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