米国債(31日):上昇、2年債利回り3.04%-年間で02年以来の大幅高

米国債相場は上昇。年間ベースで は2002年以来の大幅な上げとなった。また今週発表される経済指標では 住宅リセッションで景気の一段の鈍化が示される可能性がある。

サブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンに関連した損失 で安全な投資先としての米国債需要が高まるなか、メリルリンチのイン デックスによると米国債の年間のリターンは8.7%だった。10年債利回 りは2年債利回りをほぼ1ポイント上回り、米利下げ局面を背景とした 短期債への投資意欲が示された。

ストーン・アンド・マッカーシー・リサーチ・アソシエーツの債券 アナリスト、ジョン・キャナバン氏は「来年上期の米経済は軟調にとど まり、米利下げが継続されると予想している」と述べた。「この組み合 わせは米国債市場にとって良好で、利回りは新たな低水準に向かう可能 性がある」と付け加えた。

キャンター・フィッツジェラルドによると、ニューヨーク時間午後 3時42分現在、2年債利回りは前週末比5ベーシスポイント(bp、1bp =0.01ポイント)低下して3.04%。年間ベースでは1.77ポイント低下 した。2年債価格(表面利率3.25%、2009年12月償還)は3/32上げて 100 13/32となった。10年債利回りは前週末比5bp低下し4.02%。

ICAPを通じたこの日の米国債取引は約983億ドルと、2007年の 1日当たり出来高平均3010億ドルの約3分の1にとどまった。

中古住宅販売

全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売件数 (季節調整済み、年換算、以下同じ)は前月比0.4%増の500万戸。前 年同月比では20%減少した。11月の住宅価格(中央値)は前年同月比

3.3%下落した。この統計発表後も債券相場は堅調を維持した。

シティグループ・グローバル・マーケッツの金利ストラテジスト、 ジェームズ・コリンズ氏は「この統計では住宅市場の回復兆候はさほど 得られないようだ」と指摘。「1つの指標だけではトレンドにはならな い」と語った。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査によると、 1月2日に発表される米供給管理協会(ISM)製造業景況指数は50.5 と、景気の拡大と縮小の境目を示す指数の50に近づくと予想されている。

また、ブルームバーグ調査によると、1月4日に発表される12月の 非農業部門雇用者は7万人増と、11月の9万4000人増からの減少する 見通し。

TEDスプレッド

3カ月物財務省短期証券(TB)とLIBORの利回り格差である 「TEDスプレッド」は1.47ポイントに縮小した。8月20日には今年 最大の2.4ポイントに拡大していた。

フェデラルファンド(FF)金利先物相場の動向によると、米連邦 公開市場委員会(FOMC)が2008年1月30日の定例会合でフェデラ ルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25ポイント引き下げ4%に設定 する確率は92%とみられている。また、3月18日のFOMCでの追加 利下げ確率は61%とみられている。

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