首相:1月半ばの内閣改造論に理解-与党意見「もっともなことも」(2)

福田康夫首相は29日夜(日本時間同)、中 国東部の山東省・済南で同行記者団と懇談し、次期通常国会前の2008年1月 半ばに内閣改造を行う可能性について、「今、まったくの白紙だ」としながら も、「党内にもいろいろな意見があるようだ。そういう意見は、ごもっともな こともある。そういう意見も聞きながら、どうしようかということだ」と述べ、 与党内に浮上していると伝えられている08年1月半ばの内閣改造論に理解を 示した。

その上で、「正月を過ぎて08年の日程などをよく考えた上で考えたい。08 年に考える」と語り、年明けに判断する意向を示した。

07年9月に発足した福田内閣は安倍晋三前内閣の13閣僚を再任し、交代は 4人にとどまった。次の衆院選の時期に注目が集まる中、首相は人心を一新す ることで「福田カラー」を前面に掲げて30%台の低調な内閣支持率を回復させ て政権運営を軌道に乗せる狙いがあるとみられる。

福田首相は07年12月14日、内閣記者会のインタビューで、次の通常国会の 召集前の1月半ばに内閣改造を行う可能性について、「そういうタイミングが あるかどうかは、政治情勢がどうなるかだ。この延長国会の審議がどうなるか などを考えて判断することだ」と語り、可能性を否定しなかった。

解散考える前に政策課題こなす責任の方が重い

首相は済南で記者団に、早期の衆院解散に関して、「今、解散を考える前に、 重大な政策課題をこなす責任が重くのしかかっている」と述べ、否定的な考え を示し、具体的な課題として08年度予算案の早期成立や年金記録漏れ問題へ の対応、日本が議長国となる08年7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミ ット)の成功などを挙げた。

首相は日本経済について、「海外事情などもあり、安定して推移するという ことを期待したいが、必ずしもそういうわけではないような感じもする」と語 り、不透明だとの認識を示した。そして08年度予算案について「国内的に経 済問題どうするかということを考えた上でも、予算だけはきちんと通さないと いけない。国民生活の観点からも順調に仕上げなければいけない」と述べ、例 年通り3月中の成立に意欲を示した。

そのほかの発言の要旨は以下の通り。

衆院解散の前に内閣改造に踏み切る可能性について:

「今のところ解散の中身について言う必要もない。そういうことを考えてな いから、具体的なことは一切、年明けの話だ」

政府が今臨時国会での早期成立を目指している新テロ対策特別措置法につい て:

「ほかの国が期待している仕事を放棄していいのかをもう一回、原点に帰っ て考えてほしい。当然、通っていい。なんでこんなに結論が先になったのかと いうことを非常に残念に思っている」

民主党が反対している揮発油税の暫定税率維持など税制関連法案について:

「国会運営上の問題について口をはさみたくない。国民生活に影響を与えな いように、国民生活が混乱しないようにということだ。民主党の中にもいろん な意見があるという話も聞いている」

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