日中首脳:08年春の胡主席訪日を確認、早急に日程調整-初会談(2)

中国を訪問中の福田康夫首相は28日夜(日 本時間同)、胡錦濤国家主席と北京の釣魚台で9月の首相就任後初めて会談し、 2008年春に胡主席が日本を訪問することを確認した。胡主席は訪日時期を早急 に決める意向を示した。実現すれば、中国の国家主席の訪日は1998年の江沢 民氏以来、10年ぶり。日本外務省幹部が会談終了後、現地で記者説明した。

福田首相はこれに先立つ同日午前の温家宝首相との会談で、08年春に胡主席 の訪日を実現させることで一致。懸案である東シナ海のガス田共同開発問題に 関しても、早期の解決を目指すことで合意した。日本外務省幹部は胡主席の訪 日前の決着を目指す考えを示しているが、福田首相と胡主席の初会談ではガス 田問題は話題にならなかったという。

胡主席は冒頭、「福田首相は就任されてから中日善隣友好を強調され、戦略 的互恵関係の発展を重視してきた」と言明。今回の福田首相の訪中は「戦略的 互恵関係の構築と発展をさらに推進していくと信じている」と述べ、首相の対 中外交を高く評価した。

日本外務省幹部によると、福田首相は日中間で省エネなど環境問題に関する 協力の推進を表明。胡主席はエネルギーや環境への対応は中国の経済、社会の 発展にとって重要だと指摘するとともに、情報通信(IT)や金融サービスの 分野での協力に意欲を示したという。

首脳会談は夕食会も含め約2時間に及んだ。両氏の再会は、福田首相が小泉 純一郎内閣で官房長官を務めた03年8月の訪中時以来、4年ぶり。一方、胡 主席は1985年、98年に来日している。

日本の首相が訪中した際に中国の国家元首である主席が夕食会を主催したの は1986年11月の中曽根康弘首相(当時)以来、21年ぶり。06年10月の安倍 晋三前首相の訪中で夕食会を主催したのは温首相だった。

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