ブット元首相暗殺、タリバン幹部が関与か-パキスタン内務省

パキスタン内務省のチーマ報道官は28 日、国際テロ組織アルカイダと関係があるイスラム原理主義勢力、タリバンの バイトゥラ・メスド司令官がブット元首相暗殺を計画した疑いがあると述べた。

同報道官はメスド司令官が暗殺を称えている会話を当局が盗聴したことを 明らかにした。

チーマ報道官によれば、ブット元首相はテロが発生した際、耐爆・防弾性 のある車のサンルーフから上半身を出して立っていたが、銃弾を避けるために 車内に身を隠そうとしたのか、あるいは爆発の影響でバランスを崩したのか、 サンルーフのレバーで頭部を強打。これが致命傷になった。銃弾などを被弾し てはいないという。

同報道官は「支持者に手を振るためにサンルーフから身を乗り出していた ことが、いまさらながら悔やまれる。警察は危険なので車外に出ないよう元首 相に助言していた」とも述べた。

同報道官はメスド司令官について、ブット元首相が難を逃れた10月の爆 弾テロを含むパキスタンのほとんどの自爆テロを画策してきたと指摘した。

警備が不十分だったとの批判に対してチーマ報道官は、ブット元首相には 24人の護衛を付けるなどパキスタンの政治家の中で最大の警備体制を取ってい たと反論した。

同報道官はまた、野党パキスタン・イスラム教徒連盟シャリフ派(PML -N)を率いるシャリフ元首相らほかの政治家もテロを受けるリスクがあると 強調。警備に対する政府の助言に留意するよう求めた。

ブット元首相の遺体は28日、カラチの北480キロにある一族の墓に埋葬 された。また、パキスタン全土に広がる暴動を鎮めるため28日には軍が出動 した。

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