CGMファンドのヒーブナー氏:08年は穀物関連・鉄鋼株が有望

米株式ファンドマネジャーのトップランカ ーであるケネス・ヒーブナー氏は27日、ブルームバーグ・テレビジョンとのイ ンタビューで2008年の見通しを語り、米景気減速を背景に投資環境は一段と困 難になるものの、穀物関連株と鉄鋼株が好調になるとの見通しを示した。

ヒーブナー氏は、「米景気は減速しているが、米国以外は成長している」と 述べた上で、「私は現時点で、以前よりも保守的になっている」と語った。

CGMフォーカス・ファンドで35億ドル(約4000億円)相当の資産運用に 携わるヒーブナー氏は、08年のリターンがプラス10-20%になれば満足だと述 べた。07年はプラス83%と、ファンド調査会社モーニングスターによれば分散 型株式マネジャーではトップの成績だった。

ヒーブナー氏は08年について、「調べてみると、かつてない年になりそう だ」とした上で、「07年よりも困難な環境になる」と分析した。

セクター別では、同氏は「農業関連株の値上がりはずっと続くだろう」と予 想。「穀物価格は一段と上昇し、これが多くの米国企業にとってプラスとなる」 と述べた。

同氏は、世界最大の農業機械メーカーの米ディーア株を購入し、また世界最 大の製鉄会社、オランダのアルセロール・ミタル株を保有していると語った。

鉄鋼については、「中国が鉄鋼生産を減速させるなか、鉄鋼価格の上昇が見 込める可能性がある」と説明した。

ヒーブナー氏は28日、ブラジルの鉄鉱石生産大手、バレ・ド・リオドセ (CVRD)の持ち分を売却したことを明らかにした。同株はCGMの投資先と しては2番目に大きかった。ヒーブナー氏はこの売却について、CVRDは鉄鉱 石価格を「来年30%以上引き上げるだろう」とした上で、株価への影響の可能 性と他の買い材料不足を売却の理由とした。

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