アルバイトT株が大幅高、販管費削減で四半期利益が急増-上ぶれ期待

無料求人情報誌「DOMO」などを発行す るアルバイトタイムスの株価が大幅高。午前9時15分時点では前日比20円 (17%)高の140円。競争激化から情報誌の販売が伸びないなか、情報誌の配置 場所を効率化させたことなどで販売管理費を計画以上に削減。第3四半期(2007 年9月-11月)の利益は計画を大きく上回った。純利益が08年2月通期計画を 達成したことから、業績上ぶれ期待が高まっている。

会社側が26日に発表した第3四半期累計(3-11月)連結業績によると、 売上高は前年同期比4.7%減の90億4900万円、営業利益は3.1倍の5億円、純 利益は2.8倍の2億3000万円となった。08年2月期通期予想は営業利益5億 800万円、純利益2億3000万円の従来予想を据え置いた。

第3四半期のみでは、売上高が従来計画に比べて7.6%未達になる一方、営 業利益は2.2倍、純利益は2.1倍に膨らんだ。上川真一取締役経営戦略本部長は 「競争激化で売り上げは苦戦しているものの、効率化努力を進め、合理化成果が 出た」と述べた。

進ちょく率100%

四半期業績が改善したのは販売管理費の削減による。前年の第3四半期の販 管費は「maido DOMO」の立ち上げ費用が増加したことで21億1800万 円だったが、今年は前年同期比12%減の18億5900万円に抑えた。立ち上げ費 用の消滅に加え、冊子を配置する流通費や広告費の削減が進んだ。

販管費の削減では、売り上げに悪影響を与えないように「情報誌を手に取っ てもらいやすい場所に重点的に配置することや、成果が出やすい形の広告に絞っ た」(上川取締役)という。このほか、人材採用難から営業分野での新規採用が 思うように進まなかったことも人件費の減少につながった。

予想以上に利益が膨らんだことで、純利益は通期計画に対する第3四半期の 進ちょく率が100%に達した。第4四半期が黒字であれば通期計画を超過するこ とになる。会社側は「効率化努力を継続させることで、第4四半期は黒字を達成 できる」(上川取締役)と話している。

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