アストマックス・江守氏:原油先物価格は08年に100ドル突破の可能性

アストマックス・フューチャーズの江守哲 ファンドマネジャーは27日、ブルームバーグ・テレビのインタビューで、需給 のひっ迫と投機資金の動向次第では2008年のニューヨーク原油先物価格は1バ レル当たり100ドル突破する可能性があるとの見解を示した。

原油相場の上昇要因について:

「需給動向、OPEC(石油輸出国機構)の産油政策、ドル安とマネーフロ ー、投資資金の動向の4つがポイント。需給関係は、先進国の在庫統計によると 過去5年の平均を下回るなど、需給がタイトとなっている。OPECは原油価格 が下がれば、減産すると見られている。さらに、年金資金などの長期的な投資資 金の流入によって価格が下支えされている」

2008年に100ドルまで上昇する可能性について:

「04年に今の価格上昇の端緒となった40ドルを突破。これを境に、長期的 な資金の原油市場への流入が始まった。現状の水準を見ると、現物の需給状況か ら見たベースバリューが60-70ドル、20-25ドルが長期的な投資資金、加えて 5-10ドルが短期的な投機資金となっており、90ドルという水準を保っている。 さらなる需給のひっ迫、短期的な投機資金の流入があれば100ドル突破の可能性 は大いにある」

原油先物価格はどこまで跳ね上がるか:

「仮に100ドルを突破した場合、過去のボラティリティーの経緯から120- 140ドルまで跳ね上がる局面もあるかもしれない」

2008年の展望は:

「原油相場を支えているのは、ファンダメンタルズ、長期投資資金、短期投 機資金の3層構造となっている。この中でも重要なのは、長期資金の流れで、日 本も含めて原油市場への長期資金の流入は増えざるを得ない状況にあり、価格を 押し上げる要因となっている。投資資金の流れを踏まえたうえで現物市場をウオ ッチしていくことが重要ではないか」

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